2023年6月25日 北部協働センターにて
第61期名人戦 東海地区二次予選 持ち時間:45分+30秒/手
一次予選から勝ち上がった高澤五段・石谷九段・丸山七段・加藤二段の4名のリーグ戦により
東海地区代表1名が決まります。
組み合わせ抽選の後、定刻9時30分過ぎに東海地区代表をかけた戦いの火蓋が切られました。
持ち時間45分+30秒/手・四珠交替打ち・仮先回数均等化での戦いです。
【1R】
石谷-高澤戦は、黒15が痛恨の一手で早めの終局となり、三々禁の追い勝ちを見逃さず24手で
高澤五段が白勝ちしました。
丸山-加藤戦は、白10からが弱かったようで、白16の勝負手に対して黒17から一気の追い勝ち
を決めて31手で丸山七段が黒勝ちしました。白16で防いでおけば、まだまだの戦いでした。
【2R】
加藤-高澤戦は、作戦勝ちの感じで黒必勝形になり、17・19・21と四追いフクミ3連発で攻めたが、
黒17はトビ三、黒21ではミセ手で黒勝ちでした。白も22でノリ手防ぎを打てば逆転白勝ちがあり、
黒23では6回の四追い勝ちがあったが、24手で高澤五段が白勝ち。勝利の女神は多忙でした。
丸山-石谷戦は、黒11の変化から、白16や20、46・50・54で打ち変えれば白勝ちがあったようで
したが、55手で丸山七段が黒勝ちしました。
2Rを終わり、高澤五段と丸山七段が2連勝で、最終3Rの直接対決で勝った方がA級に進出する
ことになりました。石谷九段と加藤二段はA級進出の可能性が消えました。
12時半になっていて、ここで昼食休憩。
【最終3R】
加藤-石谷戦は、黒13で打ち変えて黒勝ちがありましたが、黒21が敗着となって、24手で石谷
九段が白勝ちしました。
丸山-高澤戦は大一番、白16が弱かったのか…。白30が敗着の感じで、41手で丸山七段が黒
勝ちして、2年ぶり10回目のA級進出を決めました
順位 |
氏名 段位 |
1R |
2R |
3R |
勝-敗 |
勝点 |
A級進出 |
1 |
丸山 保司 七段 |
○加藤 |
○石谷 |
○高澤 |
3-0 |
3 |
◎ |
2 |
高澤 永吉 五段 |
○石谷 |
○加藤 |
●丸山 |
2-1 |
2 |
次点 |
3 |
石谷 信一 九段 |
●高澤 |
●丸山 |
○加藤 |
1-2 |
1 |
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4 |
加藤 大介 二段 |
●丸山 |
●高澤 |
●石谷 |
0-3 |
0 |
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1Rの戦い |
3Rの戦い |
主審に山本五段、運営協力・観戦に深田二段・みき初段・みこ2級・伊藤3級が来てくれました。
前期は同点決戦があって6時半過ぎまでかかりましたが、この日は早めに終わり、来期からの
名人戦二次予選と、今期からの東海選手権戦一次予選の日程に関して静岡県支部としての
意見をまとめました。
第61期名人戦A級リーグ戦(挑戦者決定リーグ戦)は、9月に神奈川県で開催されるようです。
皆さん、ありがとうございました。